お久しぶりです。keigoです。先週の日曜日金沢マラソンに参加してきました。
そこで大きな事を1つ学びました。そして自分の人間的な未熟さを感じる事がありました。
2年ぶりのフルマラソン
4年前に初めてフルマラソンを走りそこでマラソンの走った後の達成感というかなんともいえない快楽を感じ、続けて翌年も走り、いつしかマラソンのとりこになってました(笑)
マラソンは自分との闘い。それこそ今までのマラソンは自分の中の弱さを乗り越えたい。そんな思いで走ってましたが、今回はそこまでの想いもなく3回目だし、2年空いているという事もあったので闘うというよりも楽しもうという気持ちのほうが強かったです。
でもそんな甘くないのがマラソンです。20キロ地点をすぎたあたりから足腰に相当な痛みが出始めて沿道にいる方が掲げてたB5サイズの画用紙に「走った距離は裏切らない」と書かれてて、全然練習していない自分に突き刺さる言葉だったな(笑)
25キロ地点からはかなりの失速、ほぼ歩いてました。今までで1番しんどい時間でしたね。
雨に打たれながら声援に心を打たれた
今回の金沢マラソンは(初めて出たので前回は知らないですが)スタートからゴールまで大雨の中、沿道に応援に駆け付けた方、ボランティアの方が本当に絶えなかった。それがすごく衝撃的でした。
その中でもボランティアの方は黄色の帽子とウィンドブレーカー的なのを身に付けているのですが、声が枯れるほどランナーに全員に声をかけていたのがすごく印象に残ってます。
それも1人だけじゃない、ボランティアの方全員が目を見て「がんばれ」「あと少し」と心に響かせてくるんです。
正直な話マラソンは3回目なので、前の2回もボランティアの方の声援の中走りましたし、それがすごく力になる経験もしました。だけど今回の大会はボランティアの方もそうじゃない一般の方も全員が自分の事を本気で応援してくれているという気持ちになりました。
ボランティアの方々は大半自分より若い方が多かったんじゃないかなと思います。そんな中、500m先からも声が聞こえる方、しっかり目を見て配給をくれる方、本当に心に残るというか響く方ばかりだったなと終わってから振り返るとすごく感じる大会でした。
そのおかげもありなんとか足をひきずりながらもゴール。今までで1番タイムも遅く1番歩いたマラソンになりましたが、どこか心は満足感と幸福感に溢れました。
人が感動するレベルってここなんだ。
終わってから今回のマラソンに対してランナーが意見を投稿できるのですが、そこで多くの方がボランティアの方がすごかった。手厚いサポートだった。応援があったから頑張れた。そういった声が多く飛び交ってました。
そりゃあのレベルはみな感動するよなぁっていう率直に思います。
きっとあの大声を出して応援して頂いてた方は今もまだ声枯れてますよ絶対。
言ってしまえばたかがボランティアなんですよね。あそこまでしなくてもいいわけですよ。声をからすほど応援しなくてもいいし、あんな大雨の中ランナーと同じくらい濡れなくてもいいわけじゃないですか。
なぜあそこまでできるんだ?何がエネルギー源なんだ?
そして、絶対自分はできないなと感じました。
しかもそう思えるような方が1人、2人じゃないんですよ。ほとんどの方にそう思うんです。あの熱量の一体感、伝染の仕方と言えばいいのかどうしたらあれができるのか。
素直に疑問に思いますし、本当に尊敬します。
そして気づかされた自分の未熟さ
こうやって振り返ってようやく気付けた事がありました。あれだけの熱量の応援を浴びて自分は何も返せてなかったなと。
本当に恥ずかしいくらい自分の人間としての未熟さを痛感いたしました。
一度も応援してくれる方の目を見てお礼を言えてなかったなと。
走ってるときは必至だし歩く事すらやっとかっとだし、、というのも言い訳なんです。
自分の未熟さは恥を捨てきれなかった。という事なんです。
初めての地でのマラソン。初めて会う人に対して恥が出てただけなんですよね。あれだけの本気で応援して頂いてた方に本気で受け止めきれてなかったんですよ。
中にはおられました。「ありがとう」と言っていく人、ハイタッチで返す人。本当は自分もそうやってやりたかった。自分の未熟さが邪魔をしたんです。恥を捨てれなかった事が1番恥ずかしいです。
そして、そうやって本気で応援して頂いてた方に嫉妬をしたんですよね。自分もそういう人間になりたいのに。本当は恥も捨て本気で向き合いたいのに。
自分には出来ないとどこかで決めつけてしまっている。
それにずっと昔から気づいているのになかなか殻を破れずにいる。絶対そうやって本気で全力で向き合った方が楽しいと分かっているのにまだまだだなと足の痛みより痛感しました。
今回で気づいた明確な目標
前のブログで目標は必要か?というブログを書きましたが、僕にはあまり明確な目標も成し遂げたい事もない。でも今回で分かったのがこんな人になりたいというのは明確に分かりましたし、すごく腑に落ちた。
ボランティアの方々の一体感はものすごいものでしたが、最初は全員その熱量ではなかったはずなんです。その中でも起爆剤みたいな人がいて、その次に火が付きやすい人、次に火が付きやすい人、、、、と言う感じで熱を広がっていったんだと思うんですよ。中には走っているランナーをみて火が付いた方もおられたと思いますし。
そして自分はその最初の起爆剤的な人、振り切って本気でやる人にものすごくあこがれを抱いてるんだと気づかされました。
やっぱりそういう人が影響力がありますし、人が集まる人だと思うんですよね。
今回のマラソンで大きな事に気づかされ、自分の未熟な部分そして目標、自分の価値観を変えれるきっかけになりました。これだからマラソンは辞められない。
全力でやる、無我夢中。遊戯。全て繋がるなーと感じます。

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